shigusa_t’s diary

当たり前の疑問を口に出せる人になりたい。

思ったことを素直に書いても殴られるのは自分の人格だけで済む場所が欲しくて、新しくTwitterアカウントとブログを作った。

数年前まではそういう場がTwitterだったんだけど、Twitterアカウントとひも付けて色々活動をしているうちに現実で面識がある人とも繋がる羽目になって、さらにはTwitterアカウントを仕事がらみのポートフォリオとしても利用するようになって。滅多なことは喋れなくなってしまった。 チラシの裏のつもりで使っていたものが、気づけば名刺になっていたらしい。

ネットで喋れないでいる間にも色々と心の葛藤があって、心持ちもずいぶん変わった。 どうも自分は対人関係の構築能力に欠陥があるらしいということは幼い頃から延々と感じていたんだけど、最近になってようやく向き合う覚悟ができたので、論理でかっさばいて納得できるところまで落とし込んだ。 根っこの原因としては自己否定があって、自分で自分を充足していないために外からの攻撃を過剰に恐れ、他人に干渉していく心の余裕を持てずにいる点が大きい。そういう自己分析になった。

自己否定については最近緩和されてきて、わりと積極的に他人と関われるようにもなってきた。ただ、そうなったからといって自分の根っこにあるどろどろしたもの、苛烈なものを出せるかどうかというのは別問題で。でもそれこそが自分のような気もしていて。 そういう部分もひっくるめて話せるレベルに親しい人は未だにいないし、じゃあネットでといっても本垢でそれをやると社会的にまずいことになりかねない。

それから、自分をきちんと出すのであれば、それがもたらす結果も自分の目で見届けなければいけないと思う。そこから飛んで来る色んなものを受け止めて、踏み越えて、それでも俺の意見はこうであると言えて初めて意味がある。 書くだけ書いて目を塞ぐとか、遠慮して反応を取り繕ってくれる相手だけに投げるのであれば、手元のtxtファイルに書き出すのとそうは変わらない。

つまるところ、学びのある自己表現のためには、オープンにやって、自分自身の人格はボカスカ殴られつつも、自分を取り巻く現実への侵略は回避するようなバランスを取っていかないといけない。 本垢はもうこのバランスが取れないところまで露出してしまっているので、新しくアカウントを作るしかないなと思った。

本垢で本音を言わないのは結局逃げなんじゃないかというのが引っかかっていたけど、どうやらこれは別レイヤの問題で、単純にリアルが狭く、ネットが広すぎて、中間がないから適度なリスク管理が困難だという一点に尽きる。今はこれでいいと思う。

こういうそれこそチラシの裏に書くべき思考の流れも、とりあえず表に出していくようにしたい。